消化管の検査が行われる装置です。胃や大腸は、骨のようにX線写真には写らないので、X線写真によく写るバリウムを胃や大腸に付着させてから、写真を撮影します。
バリウム | 胃をX線写真に写るように飲んでいただくものです。飲みづらいとはおもいますが、最近のバリウムはサラサラして量も少なめです。 |
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発砲剤 | 発砲剤は水といっしょになると空気を発生させます。だから、胃が膨れてゲップが出やすくなります。なぜ、膨らませるかというと、胃の中には、ひだがあってそれを伸ばして良く胃全体が見えるようにするためです。ゲップをしてしまうと、胃がしぼんでしまって小さな病変が隠れてしまったり、良い写真が撮影できなくなったりします。大変でも、ゲップが出そうになったら、なまつばを飲み込んで我慢してください。 |
逆さま | 逆さまにならないと撮影できない部位があります。それは、胃の前側「前壁」と言います。 |
回転 | バリウムを胃の全体にまんべんなく付着させるために回転してもらいます。そして、反対方向に回転してしまうと、バリウムが小腸に流れ出てしまい、それが胃と重なってしまうのできれいな胃の写真が撮れなくなってしまいます。あわてないで、技師の話を良く聞いてください。 |
大腸検査というのは、お尻からバリウムと空気を入れて大腸のX線写真を撮る検査です。
方法 |
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検査時間 | 患者様によって違いますが、約20~30分です。 |
前処置 | 注腸検査の場合一番重要なのが前処置です。それは大腸の中を空にして便をなくすということです。そのために食事制限と下剤を服用してもらうのですが、トイレに5~10回以上行くことになるのがちょっと大変です。 |
注腸検査は、検査による痛みなどほとんど伴いませんので、安心して受けてください。