人体には無害な超音波を体表面より目的臓器に向けて入射させると、密度の異なった各組織の境界で超音波が反射(エコ-)されます。この反射(エコ-)が帰ってくるまでの時間と、その強さを受信し、強い部分は明るく、反射(エコ-)が帰ってくるまでの時間が遅い部分は暗く表示し、画像にする検査です。X線被曝の無い検査です。
妊娠時の胎児の様子、心臓などその場で動きを見ることができたり、腹部臓器(肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣)や表在臓器(甲状腺、乳房など)を多方向から苦痛なく検査することができます。
検査目的部位により異なりますが、およそ15分から20分(治療の目的のときなどはもう少しかかります)です。経過観察の為、繰り返し検査を施行することがありますが、人体にはまったく無害なので心配はいりません。